Expert

噛み合わせの専門的知識と技術による顎関節症治療

口腔外科・親知らず治療

顎関節症は、あごの関節や筋肉に異常が生じることで、痛みや開口障害、あごの音などの症状が現れる病気です。
顎関節症は、単なるあごの問題にとどまらず、肩こりや頭痛、耳鳴り、さらには全身のバランスに影響を与えることもあります。
当院では、噛み合わせの専門的知識・技術を持っている理事長が、正確な診断と最適な治療を提供し、症状の改善を目指します。

正確な診断と評価

顎関節症治療の第一歩は、正確な診断です。
当院では、MRIやCTスキャンなどの高度な画像診断機器を用いて、あごの関節や周囲の組織の状態を詳細に確認します。
さらに、電子顎関節振動分析装置や超音波治療機などを使用し、関節や筋肉の動きや状態を評価し、問題の原因を突き止めます。
この詳細な診断により、治療計画を正確に立てることが可能になります。

approach

多面的なアプローチで顎関節症に対応

顎関節症は、一つの治療法だけでは解決できないことが多く、当院では多面的な治療アプローチを採用しています。
以下のような治療方法を組み合わせて、症状を効果的に改善します。

01

物理療法

顎関節や周囲の筋肉の緊張を緩和するため、超音波治療や電気刺激装置を使用します。これにより、痛みを和らげ、筋肉の柔軟性を高めることで、あごの動きを改善します。

02

薬物療法

症状の原因や程度に応じて、痛みを抑える鎮痛剤や筋弛緩剤を処方します。これにより、症状を短期的に緩和し、他の治療が効果的に進むようサポートします。

03

行動療法

日常生活の中での悪い癖やストレスが顎関節症の原因となっていることがあります。当院では、患者様のライフスタイルを評価し、噛み締めや姿勢の改善など、行動療法を通じて悪化を防ぐ方法を指導します。

04

顎関節用スプリント(オクルーザルスプリント)

オクルーザルスプリントは、歯ぎしりや噛み締めなどが原因であごに負担がかかる場合に使用します。このスプリントは、あごの負担を軽減し、関節や筋肉の緊張を和らげる役割を果たします。

Less burdensome

負担の少ない快適な治療

顎関節症の治療は、患者様の痛みや不快感を最小限に抑えることが重要です。当院では、あごに余計な負担をかけないよう配慮しています。
物理療法や行動療法、スプリント治療などは、体に優しく効果的な方法であり、患者様のライフスタイルに大きな影響を与えることなく治療を進められます。

継続的なフォローアップ

顎関節症の治療は一度で完了するものではなく、継続的なフォローアップが非常に重要です。
当院では、治療後の経過観察や再評価を行い、必要に応じて治療計画を調整します。患者様の症状が改善されても、再発のリスクを減らすために、定期的なチェックを行い、生活習慣の改善や予防策についてもサポートします。

type

顎関節症のタイプと対処法

顎関節症は、顎や周りの筋肉、関節に負担がかかることでさまざまな症状が現れる病気です。以下では、主な4つのタイプとその対処法をご紹介します。

01

咀嚼筋の炎症による顎関節症

食事をする際に重要な役割を果たす側頭筋や咬筋が炎症を起こすタイプの顎関節症です。
次のような症状が現れることがあります。
頬が痛む
頬が腫れる
痛みを我慢すれば口を開けることができる
これは、筋肉の緊張が原因となっている場合が多く、顎関節そのものに問題があるわけではありません。筋肉を休ませることが重要です。

02

靭帯や関節円盤の損傷

顎関節には「軟骨」や「靭帯」「関節包」といった組織があり、これらが傷つくことで痛みを引き起こすタイプです。症状としては、無理をすれば口を開けることはできますが、開閉時に痛みが伴います。
このタイプでは、あごをできるだけ休めることが大切です。
無理をすると炎症が悪化し、あごが開かなくなることもあるため、柔らかい食べ物を摂取し、硬いものを避けましょう。

03

顎の動きの異常

正常な顎関節では、関節円盤がクッションの役割を果たしていますが、これがずれてしまうと顎を動かす際に「カクカク」や「ポキッ」という音が出ることがあります。
さらに、顎が引っかかって開けにくい「開咬障害」を引き起こすこともあります。
音だけの場合は経過観察で済むこともありますが、開咬障害が出ている場合は骨の変形が進む可能性があるため、早めの受診が必要です。

04

顎関節の摩耗やすり減り

関節円盤がずれると、軟骨が薄くなり、骨同士が直接擦れ合うことで「顎変形症」に発展します。口を開ける際に引っかかりや痛みが生じ、骨が変形していくため、食事が困難になることもあります。
特に中高年の女性では、女性ホルモンの減少により軟骨がすり減りやすく、このタイプの顎関節症が多く見られます。
骨に影響が出始めた場合、放置しておくと症状が悪化するため、早急に治療が必要です。顎の痛みや違和感がある場合は、すぐに歯科医を受診しましょう。

Detailed inspection

なんとなく顎の調子が悪い方、一度精密な検査をしてみませんか

なんとなく顎の調子が悪い方、一度精密な検査をしてみませんか

顎関節症は、放置しておくと症状が悪化し、日常生活に大きな支障をきたすことがあります。
しかし、適切な診断と治療によって、改善が期待できる病気でもあります。
当院では、患者様一人ひとりの状態に合わせた治療計画を立て、症状を改善し、快適な生活を取り戻すお手伝いをしています。
顎の痛みや違和感でお悩みの方は、ぜひお気軽にご相談ください。

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